Ohcejohkaへ
13時までホテルに滞在し、すっかり定番となったSajos内のレストランČaijuでゆっくりランチを楽しんだ後、一昨日出逢った女性に紹介されたシルバージュエリー店Inarin Hopeaに立ち寄った。この店のジュエリー職人兼オーナーである男性の息子さんは日本に住んでいらっしゃるそうで、私が日本人だとわかると、店頭に立っておられた義理の息子さんがいろんな話をしてくださった。普段私はシルバージュエリーを身に着けることはないけれど、愉快な出逢いだったので、記念に小さなトナカイのペンダントを購入した。
16時45分、予約していたバスに乗ってウツヨキ(Utsjoki/Ohcejohka)へ向かう。乗客は、私の他には3人の女性たち(+ワンちゃん)のみで、バスの中はすいていた。
イナリからウツヨキまでは、フィンランドで最も長い国道である4号線(欧州自動車道路E75号線)をひたすら北上する。車窓を流れる風景が壮大さを増していく。途中、道中にあるこじんまりしたレストラン兼コテージで15分の休憩があった。ウツヨキの手前の小さなバス停で降りて行った老女性が、私に向かって英語で「この地でよいJuhannus(夏至祭)を!」と嬉しい言葉を掛けてくれた。
イナリを出発して約1時間45分後、ウツヨキのヴィレッジハウスGiisáの前に到着。バスを降りたのは私だけだったが、バス停には荷物の配達を待つ人たちがいた。このバスは、人だけでなく、配達物等の輸送も担っているらしい。
イナリの町も静かだったが、ウツヨキはさらに輪をかけて静かだ。あらゆる眺めが広大で、辺りは静まりかえっている。15分ほど歩いてホテルに到着。