久米島の人々に絵を見てもらって

今回日本へ向かう前に、自分が描いた絵をポストカードにして持参しようと思い立った理由のひとつは、この一年の間に描いた久米島の絵を島の人々に見てもらいたいと思ったことだった。

前回初めて久米島を訪れた時に出会った方々から、「久米島に写真を撮りに来る人はたくさんいるけれど、久米島の絵を描く人にはまだ会ったことがない。ぜひ描いてください。」と言われたのを覚えている。だから、まずはその人たちにぜひ見てもらいたかった。

そして、実際に久米島滞在中には、思っていた以上に多くの方々に、私が描いた久米島の絵を見ていただくことができた。島に詳しい地元の人たちは、「ああ、これはシンリ浜だね」「これはアーラ浜だ」と、描かれた場所をすぐに認識してくださった。さらに複数の方から、「久米島の絵を描いてくれてありがとう」「自宅/オフィスに飾ります」という嬉しい言葉もいただいた。

今回の滞在で、私は久米島の雄大な自然と、その鮮やかで多様な色彩にますます魅了された。これからさらにその風景を描いて、再び島の人々に会いに行きたいと思っている。