夢で言われたとおりに
気づけばいつも絵のことばかり考えている。自分が描く絵のことだけでなく、美術館やギャラリーで見た絵画を思い出し、画集を探し、身の回りのアーティストたちの作品を見て、画材を探したり調べたりしている。ほんの数年前まで、自分がこんな風になるとは想像もしていなかった。
2017年11月、プラハからドバイへ向かう飛行機の中で妙にリアルな夢を見た。夢の中の人物は、私に向かって笑顔で「私がすべてしっかりサポートするから、君はアーティストとして生きる腹を括りなよ」と言った。そして、夢の中の私は深く安心していた。あの頃、私はまだピンホールカメラにも出逢っておらず、ましてや絵を描くことなど考えてもいなかった。
アーティストという肩書は全く不要だけれど、日々絵のことばかり考え、描くことが意識の中心に据えられたという意味では、確かにあの夢の通りになったと言える。