新たな出逢いが続く日々
ヨーテボリで過ごした6日間は、思いもよらぬ出逢いの連続だった。
まずはプラハ空港での出逢いから旅は始まった。搭乗口のベンチでたまたま隣り合わせたのが岡山から来られたご夫婦で、ヘルシンキ空港で乗継までご案内しながらお話しをし、連絡先を交換した。お二人からは日本到着後すぐに心温まるメールをいただき、ぜひ岡山へも立ち寄ってくださいと言ってもらった。
ヨーテボリで滞在したホテルのレセプションスタッフの一人に、ヨーテボリ群島について幾つか質問をしたところ、彼女はまさにRörö島に住んでいたそうで、そこから話が広がった。彼女も絵を描いていて、ぜひ私の絵を見たいと言われ、すぐにInstagramで繋がった。彼女が選んだ私の絵のポストカードは、朝焼けのフィンランドの湖と、久米島のアーラ浜の夕陽だった。
滞在二日目の夜、ホテルのレストランスタッフの一人から、何処から来たのかと尋ねられ、そこから様々に話が広がった。タイから来たという彼女が作ったサラダは、アジア風の味付けで親しみやすかった。連絡先を交換することになり、私が描いた絵のポストカードを渡すことにした。彼女が選んだのは、私が暮らす町の冬景色だった。
滞在5日目に訪れたGalterö島では、2組のハイカーとすれ違っただけで、他に人影はなかった。そのうちドイツから来られたという素敵な老夫婦とは、途中で数回すれ違い、最後には船着場でもばったり再会。その後、船とトラムもご一緒し、連絡先を交換してお別れしたところ、早速温かいメールと写真が届いた。
滞在最終日には、ヨーテボリ美術館のモネの絵の前で、危うくぶつかりそうになったポーランドから来られた女性と、展示作品について話が弾んだ。そしてお互い絵を描いていると分かり、その後30分以上も話が止まらず、「後日また改めて会いましょう」という展開になった。
そして、滞在最終日の夜には、すっかり意気投合したホテルのレストランスタッフの女性に自宅へ招待され、手料理のタイカレーをご馳走になった。フィンランド人の夫さんやお義母さんも交えて会話が弾み、すっかり長居をしてしまった。彼女とは既に幾つもの共通点があったが、彼女の娘さんが私と(そして私の母とも)同じ誕生日だという事実に、彼女は最も驚いていた。
旅に出る少し前から既に思いもよらぬ出会いがあり、また、旅の間に出会った人たちとのやり取りも始まって、俄に身辺が賑やかになってきた。ほぼ引きこもりだったこれまでとは異なるフェーズに突入したように感じている。