19時過ぎにAteneumを出た後、フィンランド写真美術館K1で開催されているPentti Sammallahti写真展『Me Kaksi』を訪ねた。閉館まで一時間もなかったが、会場内に人の姿は少なく、ゆっくりと作品を見て回ることができた。
地上のあらゆるものは留まることなく変化し、生まれては消えていくが、写真の中には永遠に終わらない別の“時”が流れている。静かな、それでいて温かい写真作品を見ながら、静かに泣いた。予定されてはいなかったはずだが、会場には写真家Pentti Sammallahti氏本人がいらっしゃっていた。