旅について

Xで一人旅に関するタグを目にし、私はたいていいつも一人で旅に出るので、あえて「一人旅」と意識したことがなかったなと気づく。どこかへ行こうと思い立つと、ごく自然に一人で行く前提で計画を立てている。最近は日本への旅も含めて、年に3〜4回チェコ国外へ旅をするのが習慣になりつつある。 日本にいた頃、私には海外旅行をするような余裕はなかったが、おそらくだからこそ、様々な国の風景を眺め、様々な国の芸術に触れては、旅への憧れを募らせていた。もちろん当時は、自分がやがてチェコに移住することになるなど想像すらしていなかった。 最近は、特に絵を描き始めてからは、「あの地へ行ってみたい」という憧れのような感覚は薄れてきた。今は、特定の展覧会や画家の作品、彼らが描いた風景、あるいはその土地にしかない動植物や文化など、「何か」をこの目で見に行くという、より具体的な目的が旅のきっかけになっている。 この変化を通じて過去を振り返ると、日本にいた頃の私は、誰かによって作り出された「幻想」を通して、憧れを募らせていた気がする。初めてNYCを訪れた時は、繰り返し眺めたErnst Haasの写真の中の気配を追っていた…

三十年も瞬く間に過ぎて

You Tubeに促されるまま聞いた曲が、図らずも1997年にリリースされたものばかりで、それがもう30年近く前だということに改めて気づいた。いったいいつの間に30年もの時間が過ぎてしまったのかと驚くが、あの頃この地上に存在していた人の多くが既にこの世を去ってしまったことを思えば、確かに月日は過ぎたようだ。 30年前、私は京都で大学生をしていた。当時の自分を振り返ると、まるで別の誰かの人生を空から眺めているような気分になる。あの頃の私は、まったく望んでさえいないものを、欲しいと思わなければならないと信じていたのだろう。欲しいものなど何一つないことに気づくのに、ずいぶん時間がかかった。 昔のことを思い出すと、いつもまるで長い夢を見ていたかのような気分になる。私が見ていたあれらの光景も、先に去っていった存在との出会いと別れも、すべてが幻のようだ。そして、今こうしてここに在ると思っている自分もまた、誰かが見ている夢のように感じられてくる。…

Return to Myself, 2026

"Return to Myself" Pastel on Sennelier Pastel Card Mixed Media 22 x 30 cm This is the sky over Shinri Beach on Kume Island, which I revisited last October. While painting, the profound silence I experienced there returned within me again. My journey to Kume Island began with…

Unfolding, 2026

"Unfolding" Pastel on Pastelmat 24 x 30 cm A January evening in 2020, I was about to leave the office when I saw this sky through the window. I remember hurrying down the hallway to get a closer look, mesmerized by the light. I didn’t want to…

Listen to the Wind, 2026

"Listen to the Wind" Inspired by the Symphony No.3 by Alexander Borodin and No.5 by Pyotr Tchaikovsky Pastel on Pastelmat, 24 x 30 cm My latest work for friends' orchestra’s upcoming concert is now complete. The themes are Alexander Borodin’s Symphony No. 3…

"Finale" - Sunset above Frozen Lake Jordán, 2026

"Finale" - Sunset above Frozen Lake Jordán Pastel on Sennelier Pastel Card, 24x32 cm Lately, I’ve been painting the winter scenery of Lake Jordán in Tábor, the town where I live. I’m wrapping up this series for the year with this piece, as I feel like…