Paistunturin erämaaへ

夏至の日には、トナカイ飼いでもあるTravel UtsjokiのPetraさんに案内してもらって、Paistunturi原生保護区(Paistunturin erämaa/Báišduoddara meahcceguovlu)の北東の端あたりの標識のないルートを歩いた。

4~5時間のハイキング中には、思っていた以上にたくさんのトナカイ(それも 5月に生まれたばかりの子トナカイと母親たち!)を目撃した。

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今はちょうど、5月にKevo自然保護区(Kevon luonnonpuisto/Geavu luonddumeahcci)で子を産んだトナカイたちが、Paistunturiに戻ってくる時期らしい。子を連れた母トナカイたちは特に警戒心が強く、人間の存在を察知すると興味は示すものの、素早く離れていく。

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Paistunturiは、Petraさんのパートナーが所有するトナカイが放牧されている地域でもある。広大な荒野を歩きながら、この土地の自然やトナカイについてはもちろんのこと、現代サーミのトナカイ飼いの生活や仕事、社会、問題など、多くの話を聞かせてもらった。

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標高300mを過ぎるあたりからは木々がなくなり、広大なツンドラ地帯が広がっている。山の上では常に強い風が吹いていて、サーミ族が「太陽と風の民」と呼ばれる所以もよくわかった。何もかもがあまりに壮大で、ただただ言葉を失うばかりだった。

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ツンドラ地帯の地面には、見たことのない植物がいっぱい。

普段は高低差のある場所を歩くことは少ないけれど、多少の急斜面でも思った以上に軽々と歩ける自分を確認した。Petraさんからは、さらに長距離を歩く一日ハイクも可能だろうと言われた。今回、Petraさんは、私をウツヨキへと呼び寄せてくれた昨年のキング・トナカイ、KultalaのGPS位置情報を追ったルートを選んでくれた。次はぜひまた違うルートを歩いてみたい。

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