夢の中で久しぶりに母に会った。私たちはそれぞれ別の場所から旅をしてきて、大きなホテルで待ち合わせをしていた。夢の中の設定ではそこは「京都」のようだったが、もちろん実際の京都とはまったく異なる、どこか知らない場所だった。
ホテルのロビーはチェックインを待つ人々で混雑していて、私もレセプションの列に並んだ。先に到着していた母に「3泊することにした」と伝えた。母は、私の少し前に並んでいた男性を指して、「あの人、荷物を海外の自宅へ送りたいそうなんだけど、どうすればいいかわかる?」と私に尋ねてきた。
確かにその男性はかなり大きな荷物を持っていた。しかし、私は普段そんなに大きな荷物は運ばないので、「レセプションで相談するのがいいのでは?」と答えた。いつも通り、夢の中では母の姿ははっきりとは見えなかったが、それでもそれが母であることは明確だった。夢の中では死者の姿は見えない。
私たちが泊まっていたホテルは、古き良き時代の都市型高級ホテルといった風情で、中に大きな階段があったのを覚えている。ベージュからゴールドで統一された内装がほどよい高級感を漂わせていて、居心地が良かった。