先月に引き続き、再びスウェーデンにやってきた。

今回滞在するのは首都ストックホルム。ストックホルムは地下鉄の駅がユニークで、90以上の駅で、剥き出しの岩盤に描かれた様々なアートが楽しめるそうだ。ホテルの最寄駅「Stadion駅」は、1912年に開催されたストックホルム・オリンピックのメイン会場となった競技場のすぐ近くにある。改札近くの壁には、大会当時に作られた公式ポスターも飾られていた。

駅から地上に出てすぐ、たまたま通りがかった建物の入口に掲げられたプレートに目が留まった。なんと、1889年~1896年にネルケ公爵エウヒェン王子(Prince Eugen, Duke of Närke)がアトリエを構えていた場所らしい。今回私はまさに、彼や、彼と同時代に活躍した、エウヒェン・ヤンソン(Eugène Jansson)、カール・ノードシュトレム(Karl Nordström)、ブルーノ・リリエフォルシュ(Bruno Liljefors)、そして敬愛するアクセル・ファールクランツ(Axel Fahlcrantz)といった画家たちの足跡を追ってこの街に来たのだ。この偶然に、まるで王子から「よく来たね!」と歓迎されたような気がした。


そして、道路の反対側へ渡ったところで、道の真ん中で蹲っているマルハナバチに遭遇した。人通りのある狭い歩道だったので、誰かに踏まれやしないかと心配になり、そっとティッシュに載せて、近くの小さな庭園へと避難させた。しばらく花の上でもぞもぞ動いた後、無事に飛び立ってくれて、ほっとした。

その後到着したホテルのラウンジでは、近所に住んでいるというグレート・デーンの女の子が人懐っこい仕草で近づいてきて、全身をたくさん撫でさせてくれた。飼い主さんとお話ししたところ、体重は70kgもあるそうで、あまりの大きさに驚いたけれど、穏やかで、賢くて、とてもかわいいわんちゃんだった。ホテルのスタッフにもとても親切にしてもらい、到着早々嬉しい出逢いが続いて、この街に快く迎え入れられたように感じた。