取り組むべきは常に自分自身
気づくには、そして超えていくには、みなそれぞれ自ら飽きるまでやるしかないし、求められてもいないのに介入するとむしろ阻害するだけなので、不要に関わらず、今だけで判断せず、黙って眺めているのがよい。信頼、そして祈りとはそういうことだろう。 他者に何かを言いたくなったり、他者に影響を与えたくなったり、他者を変えたくなったりするのは、自分事にきちんと取り組んでいない時だ。…
Canoe on the Lake Jordán, June 2021 6×6 Driftwood Pinhole Camera Fomapan 100…
夢の中で、わたしは日本の組織で働いており、約2週間後にそこを辞めることになっていた。他にも近々辞める人がいるようで、彼らに贈る餞別品の費用を募る手紙が回ってきたが、その文章には主旨から外れた内容が過剰に書かれていて冗長すぎて読めなかった。わたし自身は誰にも知らせずに辞めるつもりだった。 わたしは、一年ほど前にその土地へ戻ってきたものの、組織を辞めて、またどこか離れた場所へ引っ越すようだった。幼なじみと彼女の母親、そしてわたしの母(彼女だけ姿は見えなかった)とともに歩きながら、わたしたちは近いうちに送別会をしようと話していた。幼なじみは勤務先を休める日を探していた。 別の夢または別の場面では、わたしは車を運転しながら駐車場を探していた。まるで知らない場所だったが、わたしは”以前にも駐車したことがある”駐車場に車を停めた。その前には古い木造の長屋のような建物があり、中は大量の古書で溢れていて、古い書物と古い建物の黴臭いような匂いが漂っていた。 わたしは、積み重なった古書の隙間に、自分が持っていた一冊の本を忍び込ませた。誰もいないと思っていたその建物の入口には小さな部屋があり、そこには…
気づくには、そして超えていくには、みなそれぞれ自ら飽きるまでやるしかないし、求められてもいないのに介入するとむしろ阻害するだけなので、不要に関わらず、今だけで判断せず、黙って眺めているのがよい。信頼、そして祈りとはそういうことだろう。 他者に何かを言いたくなったり、他者に影響を与えたくなったり、他者を変えたくなったりするのは、自分事にきちんと取り組んでいない時だ。…
「あなたは、いよいよ自分の中で母親を殺さなければ、あなた自身の人生が始まらないまま終わるよ」とある人から言われて、ガツンと殴られたような衝撃を受け、長い悪夢から目覚めたかのように決心し、すべてを断ち切って日本を飛び出した時のことを思い出した。 今日は実に久しぶりに近くに住む友人に会った。そして、彼女との対話の中で、思いがけず自分と母親との関係について話す機会があり、そこで、このことを思い出したのだった。 あの時、わたしが自分の中で母親を殺して切り離すことができていなければ、今のわたしはいなかったかもしれないし、母の死をあんなにも穏やかに看取ることはできなかったかもしれない。 こうして年月を経て振り返ると、当時はまるで予想もつかなかった展開も、すべて筋書き通りだったように見えてくる。過去はいつでも今ここで作られているのだから、当然なのだろう。 「自分の中で母を殺す」とは、「わたし(娘)と母という関係」から脱することだった。自分の中で母を殺して切り離した後には、娘という立場から抜け出した「わたし」があり、母親ではなく一人の他者としての彼女自身が見えた。わたしはあの時、関係を脱して、…
The Sun Shining over the Lake Jordán, April 2021 6×4.5 Driftwood Pinhole Camera Fomapan 100…
Clouds, April 2021 6×4.5 Driftwood Pinhole Camera Kodak Ektar 100…
今気づいたが、昨日は母方の祖母の6周忌でもあった。 わたしと母だけでなく、祖母もまたほぼ同じ日(翌日)に生まれたので、わたしたち三人のジオセントリック太陽はほぼ同じ度数にある。その太陽に満月直前の月が重なった(そして海王星も魚座にある)昨日、母親・母方を表すという左上顎第二大臼歯を抜歯することになった偶然はやっぱりおもしろい。 第二大臼歯抜歯と母との関係の中で体験したあらゆる過去の成仏 4月に突如クラウンが外れて以来、複数の歯科医に相談してきた左上の第二大臼歯は、再度根管治療を施しても良い予後が見込めないため抜歯するしかないという診断を受けた。現在の主治医のことは信頼しているし、これまでにも数回相談してきた上での結果なので、今日はすんなりと決心がついた。 昨年夏、母の死を看取ったすぐ後に左上の第三大臼歯を抜歯したのは、個人的にタイムリーな出来事だった。そして、今日はその隣に生えていた第二大臼歯を抜いた。左側の歯は母親との関係を表すというし、魚座で満月を迎える直前の今日、抜歯を促されてすぐ決意できたのも、その「時」だったということだろう。 わたしが歯科治療(抜歯)を受けていた頃…Ce…
今朝見た夢の中でわたしが暮らしていた街には飛行船の発着場があった。わたしは、大きな飛行船が着陸しては乗客を乗せて離陸していく様子を眺めていた。 別の場面あるいは別の夢では、わたしは飛行移動する乗り物に乗っていた。その飛行物体は飛行機なのか飛行船なのかはわからなかったが、中は大学の講義室かホテルのパーティー会場ほどの広さがある大きなもので、わたしの周囲には多くの人が座っていた。職場のメンバーもその中にいたような気がする。そして、乗客係のスタッフの一人がわたしのパートナーらしかった(実際にはまったく知らない人物)。背が高く、大きな身体つきをした男性で、柔和な笑顔と寛容な雰囲気をまとっていた。ルチアーノ・パヴァロッティに少し似ていた気がする。わたしは彼の働きを誇りに感じ、他の乗客の前で彼を労っていた。 丸く膨らんだ飛行船や、空を移動する飛行物体の中の大きな空間、風船のように大きな体をした柔和な笑顔の男性など、いずれも魚座満月っぽい夢だった。…