2015年9月14日の記録

2015年9月14日、わたしはこんなことを書いていたらしい。 記録としてここに残すことにする。 *********************************************************** 6月頃から仕事を休んで引きこもる日が増えた。社会に、つまり外側に適応しようとして重ねてきた無自覚な無理が続けられなくなり、以前と同じようには行動できなくなった。 麻痺させていた感覚が蘇り、苦痛を苦痛と感じられるようになったら、いかに自分を蔑ろにしてきたかを思い知らされた。日常の些細な妥協と抑圧の積み重ねが、いかに自分を殺し続けるかを痛感した。 振り返ってみると、わたしは社会的な居場所を求めるあまり、気づかぬうちに「何かを目指す」生き方をしていた。そうして、たくさんの「~でなければならない」という思いこみに囚われ、焦り続けていた。それは結局のところ、現在の自分自身への否定でしかなかった。そして、何にもなれないまま、何かに追われるばかりだった。 自分がそんな苦しいパターンに陥っていることに気づかぬほど、「自分のものではない価値観」に乗っ取られていたとも言える。「外側(…

被害者も加害者も救済者も自分であり都合に合わせた立場でしかない

> 救助者、攻撃者、被害者は、ぜんぶ同じ人 — 早川有 (@catVanille) September 13, 2021 [https://twitter.com/catVanille/status/1437528671565328384?ref_src=twsrc%5Etfw] 自分の経験を振り返ってもこれは実に真実だ。人はともするとすぐ、このいずれかの立場に同一化する。最近も、家族の一人を悪者に仕立て上げることで、被害者という立場を生きて自己正当化するケースを見聞きし、同じことを思っていた。 被害者も加害者も救済者もすべては自分であり、自分の都合を通して見ている幻想でしかない。このパターンから脱するには、どの立場も辞めることだ。 自分が立場に同一化していることに気づき、特定の立場を生きることを辞めるのは、あらゆる立場を超える自分を発見することであり、自分自身を創ること、自分を生きることでもある。…

夢の中で様々な場所へ旅をしている

たくさん夢を見た。 わたしはどの夢でも旅をしていて、いろんな場所でいろんな人に会っていた。 ある夢では、わたしは友人が運転する車で彼の家か仕事場に向かっていた。右側通行なのに途中でなぜか対向車のレーンが間に混ざる箇所があり「どうなってるの、これ?」などと話していた。複数の車線がある大きな道路で、登りの坂道にある交差点だった。 別の夢では、わたしは大きなホテルのロビーのような場所にいた。どうやらわたしは仕事でそこに滞在しているようだった。もう何年も連絡もとっていない昔の友人がいて、久しぶりだねという感じで話をしていた。彼女は以前よりも悩みがなく元気そうに見えた。同じ夢だったと思うが、母と彼女のパートナーとも話した気がする。わたしは自分の仕事について話し、「そのうちどこかで目にするはずだよ」と会社名も伝えていたように思う。母は「へぇぇ」と少し驚いている様子だった。 また別の夢では、わたしは大きなふかふかのベッドの中で休んでいた。知らない場所だったが、わたしとVはそこで暮らしているようだった。Vのクライアントが訪ねてきてベッドの横を通るので、わたしは天蓋のカーテンを閉めた。天蓋にはわた…

デネボラ

ここ数日、眠りに入る前によくデネボラのことを思っている。 デネボラは、わたしのジオセントリック木星(魚座27度:収穫の月)にパランする恒星のひとつだ。木星がカルミネートする時にデネボラは天底にあり、木星が天底に来るとデネボラがカルミネートする。木星期に入って、確かにデネボラを実感している。 木星が上昇する時にはアンタレスとアルヘナが、木星がカルミネートする時にはデネボラ、ファクト、アキュメンが、木星がセットするときにはデネブが、そして、木星が天底に来る時にはベテルギウス、デネボラ、アキュレウスがパランする。さらに、ヘリオセントリック木星はシェアトと合だ。 木星期は、世間から距離を置いて隠者的生活を楽しみながら、地図のない領域を探索し、試行錯誤の中でより独立的な人格を構築していくという感じだろうか。…

飛行機あるいは宇宙船に乗るために移動している夢

別の夢では、わたしは飛行機あるいは宇宙船に乗るために移動していた。わたしは着心地のよい長いマントのようなコートを着て、小さな白いスーツケースを持っていた。その土地はわたしにとって旅先のようで、電車の路線や乗り継ぎがあまりわからなかった。乗り込んだ電車はBrnoに向かうようだった。 飛行機あるいは宇宙船のチケットには3が複数ある出発時刻(たとえば3時31分とか)が書かれていた。時間は既に2時を過ぎており、わたしは急いでいた。しかし、わたしが乗った電車は、乗り継ぎ駅で予定とは違うホームへ向かった。隣にいた男性が「君が乗り換えるホームとは反対側で、駅の中の移動にはちょっと時間がかかるよ」と言った。…

別の星から来た男と暮らしている夢

夢の中で不思議な男と一緒に暮らしていた。細身で背が高く、金とも銀ともつかぬ髪を持ち、肌の色が青いくらいに白い人だった。彼は有能な科学者あるいは数学者らしく、わたしたちは裕福な暮らしをしている様子だった。しかし、彼は人間の一般的な寿命をはるかに超える年月を生きているようだった。 わたしは、仕立ての良いグレーのジャケットを着た彼と共に超高層ビルのエレベーターに乗り、荷物か何かを受け取るために最上階にあるコンシェルジュカウンターへ向かった。そこでのやり取りの中で、対応していた男性スタッフは、彼がいわゆる天才だと気づくと同時に、彼の異常さにも気づいたような素振りを見せた。わたしたちは再びエレベーターに乗り、25階にある自宅へ向かった。 自宅があるフロアに着くと、彼は疲れた様子でエントランスのソファに座り込み、顔に苦悩を浮かべて「もう、嫌だ」というようなことを言った。わたしは静かに彼を慰めた。彼の顔の皮膚がふっと溶けるように剥がれ、中から本物の顔が現れるのが見えた。その顔は鈍い銀色または鉛色をしていた。わたしは「ああ、やはり彼は別の星から来たんだな」と思っていた。 彼を慰めている間に、壁に…

細筆と黄色い醤油で絹布に文字を書く夢

夢の中で、わたしは黄色い醤油を細筆にとり、ぴんと張られた絹布の上に文字を書いていた。その黄色い醤油はかなり希少なもので、わたしも「ずいぶん珍しいな、貴重なものだな」と思っていた。夢の中のわたしはかなり達筆で流麗な文字を書いていたけれど、書いた文字そのものは忘れてしまった。…