飛行機あるいは宇宙船に乗るために移動している夢

別の夢では、わたしは飛行機あるいは宇宙船に乗るために移動していた。わたしは着心地のよい長いマントのようなコートを着て、小さな白いスーツケースを持っていた。その土地はわたしにとって旅先のようで、電車の路線や乗り継ぎがあまりわからなかった。乗り込んだ電車はBrnoに向かうようだった。 飛行機あるいは宇宙船のチケットには3が複数ある出発時刻(たとえば3時31分とか)が書かれていた。時間は既に2時を過ぎており、わたしは急いでいた。しかし、わたしが乗った電車は、乗り継ぎ駅で予定とは違うホームへ向かった。隣にいた男性が「君が乗り換えるホームとは反対側で、駅の中の移動にはちょっと時間がかかるよ」と言った。…

別の星から来た男と暮らしている夢

夢の中で不思議な男と一緒に暮らしていた。細身で背が高く、金とも銀ともつかぬ髪を持ち、肌の色が青いくらいに白い人だった。彼は有能な科学者あるいは数学者らしく、わたしたちは裕福な暮らしをしている様子だった。しかし、彼は人間の一般的な寿命をはるかに超える年月を生きているようだった。 わたしは、仕立ての良いグレーのジャケットを着た彼と共に超高層ビルのエレベーターに乗り、荷物か何かを受け取るために最上階にあるコンシェルジュカウンターへ向かった。そこでのやり取りの中で、対応していた男性スタッフは、彼がいわゆる天才だと気づくと同時に、彼の異常さにも気づいたような素振りを見せた。わたしたちは再びエレベーターに乗り、25階にある自宅へ向かった。 自宅があるフロアに着くと、彼は疲れた様子でエントランスのソファに座り込み、顔に苦悩を浮かべて「もう、嫌だ」というようなことを言った。わたしは静かに彼を慰めた。彼の顔の皮膚がふっと溶けるように剥がれ、中から本物の顔が現れるのが見えた。その顔は鈍い銀色または鉛色をしていた。わたしは「ああ、やはり彼は別の星から来たんだな」と思っていた。 彼を慰めている間に、壁に…

細筆と黄色い醤油で絹布に文字を書く夢

夢の中で、わたしは黄色い醤油を細筆にとり、ぴんと張られた絹布の上に文字を書いていた。その黄色い醤油はかなり希少なもので、わたしも「ずいぶん珍しいな、貴重なものだな」と思っていた。夢の中のわたしはかなり達筆で流麗な文字を書いていたけれど、書いた文字そのものは忘れてしまった。…

友人からあんパンを買う夢

夢の中で、友人が小さなパン屋を運営していて、わたしは彼からあんパンを買おうとしていた。白木がふんだんに使われた居心地のよい空間で、太陽の光が燦燦と降り注いでいた。彼はにこにこと嬉しそうに微笑んでいて、わたしもリラックスしていて楽しかった。目が覚めた後も気分が良かった。そして、あんパンが無性に食べたくなった。…

人と会うのは好きではないが、人のことは好きという性質

「私は人と会うのが好きではありませんが、人のことが好きです」と坂口恭平氏は自著の中に書いている。 わたしも彼に似ていると思う。人は好きだが、人と会うと疲れる。だから、好きな人たちとの間にもほどよい距離を保つことによって、快適なバランスを育んでいる。適度に自閉すること、自他の境界を意識的にはっきりさせることが、人との関係においてとても重要だ。 坂口氏はそうした自身の性質を「躁鬱人」と呼んでいる。わたしも長年躁鬱を繰り返してきたので、彼と似た性質を持っている自覚がある。そしてまた彼は「人と会うと情報受け取りすぎてすぐ疲れる」とも言っている。 最近、わたしは「自分はいわゆるHighly Sensitive Person(HSP)なのではないか」と気づいた。というのも、幼少期の自分が、衣類の感触や食べ物の食感、周囲の音、におい、光の強弱、色の濃淡や組み合わせ、人々の態度や様子など、さまざまなことに敏感過ぎて、いつも一人で不快感に対処し続けていたのを不意に思い出したからだ(そして、今でも同じような傾向はある)。 たとえば、学校の制服の一部が肌に当たるのが不快で、なんとかして不快感を減らそ…

自他の境界線と躁鬱の波

> 自他の区別がくっきりできるようになっていると思います。僕はもともと自他の区別がまるでなくて人からの影響を受けやすかったので今は適度に自閉し自衛することができてます。声だけならほとんど被害はありません。人と会うと体が疲れるので人には会わずに野良猫と野菜と土と風と光に会ってます。 — 坂口恭平 (@zhtsss) July 30, 2020 [https://twitter.com/zhtsss/status/1288627727789039616?ref_src=twsrc%5Etfw] この坂口恭平さんのツイートに書かれていることはよくわかる。わたしも、以前よりもずっと自他の境界をはっきりさせることができているし、適度に自閉して、自覚的に自衛できている。人と会うと疲れるとはいえ、以前のように数日間寝込むということはなく、一晩たっぷり眠ればたいてい回復している。 > 暑いと疲れるってこと知らなかったけど笑、疲れるんですね、躁鬱落ち着いてきて、自分の疲れに気づけるようになってきてるんだと思う。以前は自分が疲れてることがわからず無理して倒れてた。今は、まったく無理をしなくなった。…

どんなに楽しくても人と会うのは疲れる

プラハへ出かけて帰ってくると、身体はとても疲れているのに脳が興奮したままで、緩めるのに時間がかかる。電車や地下鉄での移動に加え、街中でも歩かなければならない距離が多いので、まず脚が疲れる(土の上を歩くのとは異なる疲れ)。さらに、どこへ行っても人が多い(地下鉄の混雑ぶりには驚いた)ので、消耗する。昨年の夏まで住んでいた街だけれど、もう住むことはできないなと感じる。 昨日は約2ヶ月ぶりにオフィスへ出向いて、職場のスタッフといろんな話をした。昨年の春以降、Vít以外の人と長い会話をすることは殆どないので、複数の人とともに互いの顔を見ながら言葉を交わすのはかなり楽しかった。既に何年も関わってきた小さなチームのメンバー同士なので、お互いへの信頼もあり話がしやすいというのもあるけれど。 しかし、楽しかったのと同時に、人と会った後は疲れるということも実感した。辛いとか嫌だというわけではなく、ただ疲れるのだ。脳も身体もフルに活性化するので、単純に消耗するのだろう。普段は隠者みたいに静かに暮らしているので、尚のことだ。楽しい交流や刺激、興奮の後も、肉体は疲労するという当たり前のことを確認した。だから…