生が破綻してはじめて人生は始まる
一切の期待を手放してようやく人生は始まる、という言葉が不意に頭に浮かんだ。他者に対しても、自分に対しても、何事にも一切期待をしないところまで到達あるいは“絶望”して、ようやく自分を生きることは始まるのではないか。 「生が破綻した時に、はじめて人生が始まる」という車谷長吉の言葉を思い出した。 誰かや何かとの関係の中にある自分、相対的な自己を生きているだけでは、人生は一生始まらんわな。むしろそうしたすべてをあきらめて、喪失あるいは放棄してからがようやく始まり。…
夢の中でわたしはまた旅先にいて、地下にある古い大きなジャズ喫茶あるいはジャズライブハウスを訪れていた。時は大晦日または元旦のようだった。中には数人の客がいて、彼らと何か話した気がする。その店はその日を最後に閉業するとのことで、経営者の女性二人はにこやかに店じまいを始めていた。…
Sunset Sky, April 2022 6×6 Driftwood Pinhole Camera Kodak Ektar 100…
一切の期待を手放してようやく人生は始まる、という言葉が不意に頭に浮かんだ。他者に対しても、自分に対しても、何事にも一切期待をしないところまで到達あるいは“絶望”して、ようやく自分を生きることは始まるのではないか。 「生が破綻した時に、はじめて人生が始まる」という車谷長吉の言葉を思い出した。 誰かや何かとの関係の中にある自分、相対的な自己を生きているだけでは、人生は一生始まらんわな。むしろそうしたすべてをあきらめて、喪失あるいは放棄してからがようやく始まり。…
Railway Track, May 2022 6×6 Driftwood Pinhole Camera Fomapan 100…
夢の中で、大きな鳥が大きな円を描きながら空を飛び回る姿を眺めていた。やがてゆっくり降下してきたその鳥はコウノトリだった。コウノトリが降りてきた場所には二頭のポニーがいた。わたしは栗色の長い毛を持つポニーの身体を優しく撫でた。ポニーの毛はなめらかで触れているのが心地よかった。 わたしはどこか旅先にいた。駐車場に停めた車の窓から、大きな鳥が飛び回っているのを見つけたのだった。古い友人か知人がともにいたような気がする。わたしは一人で車から出て、大きな鳥が飛び回るあたりへ近づいた。すると、鳥は悠々と弧を描きながら地上に降りてきたのだった。…
Waterscape, Tábor, April 2022 6×6 Driftwood Pinhole Camera Kodak Ektar 100…
After the Storm, May 2022 6×6 Driftwood Pinhole Camera Fomapan 100…
Waterscape, Třeboňsko, October 2021 6×4.5 Driftwood Pinhole Camera Fomapan 100…