影を統合するプロセスは個も集団も同じ

個人が常に影を作り出すように、集団もまた影を作り出す。なぜかいつも重要なところでミスをする人や、容易くパニックに陥る人がいるなら、彼/彼女はまさにその影の体現者だろう。彼/彼女は、リーダーや他のメンバーが見ないふり/気づかないふりをしている不安や恐れを実現している。 だから、そういう人に「しっかりしろ」というのは無理な話で、彼/彼女以外のメンバーが自分たちの影を認めるまで、彼/彼女は影の体現者であり続ける。個人と同様、それが不安であれ恐れであれ、見ないふりをして”無いもの”にしていることを”在る”と認めることによって、集団も再び統合されていく。…

絵を描く夢、フォーマルハウトにいる分身、自我をいくつかの恒星に置くこと

夢の中で絵を描いていた。抽象的で具体的には説明しがたい絵だった。あちらとこちらを繋げるような、異なる2つのものの中に共通点を見つけて融合させるような絵で、わたしはその手法も意図もよく理解していた。青系の絵の具をたくさん使い、グラデーションを描き、部分的にコラージュも用いていた。わたしは、それが夢であることをわかっていて、筆や刷毛を動かしながら「そうか、こうすればいいんだ、このやり方でやってみよう、この絵を実際に描いて(作って)みよう」と思っていた。 旅先で、路地の奥に建つ古いビルの中にある隠れ家のようなカフェを訪れる夢も見た。カフェの中は数階建てになっていて、分厚い絨毯が敷きつめられた薄暗い室内には、無数のアンティーク家具や調度品、美術品が所狭しと並んでいた。ちょっと埃っぽい、だけれども不思議と落ち着く魅力的な空間だった。わたしは螺旋階段を昇って上階へ向かった。そこには互いによく知る女性がいて、にこやかにわたしを迎えてくれた。彼女はそのカフェの主のようだった。 昨夜はアルシオンのことを思いながら横になり、眠りにつく前にはフォーマルハウトの名が頭に浮かんでいた。他にもいくつかまるで異…

さくら、いよいよ完全断薬!

さくらはいよいよ減薬プロセスが終了し、明日からはあらゆる薬品から解放される。そうして5~6週間様子を見て、再び精密検査を受ける予定だ。さくらがこのまま順調に快適な状態でいられますように。そして、7月から代替薬として服用してきた免疫抑制剤の副作用が速やかに癒えますように。…

過集中とその反動

一昨夜、突然胃を絞られるような痛みと吐き気が生じ、下痢を起こした。数日間睡眠不足気味ではあったが、あまりにも急激な症状だった。めまいもあり、立っているのも辛い中、なんとかさくらの一週間分のごはんを作り終えて体温を計ったところ、35.4℃という低さにまた驚いた。全身に悪寒が走り、神経痛も出てきたので、おそらく発熱するだろうと思いすぐ横になった。 目覚めた時の体温は37.2度。抗原検査の結果は陰性。喉や鼻の症状はなく、胃の痛みは少し楽になっていた。食欲はなかったが、無性にみかんが食べたくて、Vに頼んで買ってきてもらい、一気に3つ食べてまた眠った。 そのまま、眠っては夢を見て目を覚まし、また眠っては夢を見た。現在の体温は36.4度。まだ食欲はないが、胃の痛みは消えて、悪寒や神経痛もほぼ治まった。どうやら風邪でもなさそうなので、過集中による心身疲労だったのではないかと思っている。 突然の症状がやって来る前、わたしは一週間以上毎日何時間も絵に集中していて、その間は他のことが目にも耳にも入らず、まるで別次元にいるようだった。特に前日には7時間も集中し続けていた。これでは身体が傷んでしまう。今…

小型飛行機で離陸し、円形の虹を見る夢

小型飛行機で一般道路を走行した後、開けた場所で離陸し、知らない街の上空を飛び回る夢を見た。パイロットは男性で、2人の補佐役の女性と、女性の乗客が一人同乗していた。途中、空に大きな円形の虹が出ていたのを覚えている。わたしは飛行機の中からと地上からの2つの視界を同時に見ていた。 地上から見ると飛行機はかなり高いところを飛んでいた。丘の上にある集合住宅の庭にはたくさんの空のベビーカーが鎖に繋がれていた。赤ちゃんたちや親たちはベビーカーを置いてどこかへ行ったようだった。 飛行機の中からは地上に近いところを飛んでいるように見えた。補佐役の2人の女性が両翼の上に立ち、逆立ちをしたり、横向けに体を開いたりと笑顔で自由に動き回っていた。飛行機の中は思いのほか広く、クッション性のあるカバーが敷き詰められていて横になっても快適だった。…