アトランティスにいる

松村潔氏の最新記事の中のアトランティスに関する記述を読みながら、ふと「わたしはアトランティスにいます/アトランティスから来ました」と言えるなと思った。現在暮らしているフラットの名称も「アトランティス」なのだし、それでいこう。 アトランティス時代にはスピカは地球とのの接点があったそうだ。スピカ、アトランティス、そして海王星=エーテル体がテーマのようだ。 昨日の日食は、ネイタル海王星にほぼ合だった。 テーマというよりも、神話あるいはファンタジー創作かもしれない。 ”Dream is the personalized myth, myth the depersonalized dream; both myth and dream are symbolic in the same general way of the dynamic of the psyche.” - Joseph Campbell…

海の夢、そしてアルゴー船

日食が起きている頃に海の夢を見た。わたしは渚を歩きながら、ゆったりのたうつ海を眺めていた。深い藍色の海原は手前になるにつれ緑を帯び、絶え間なく寄せくる波が作る白い飛沫が美しい文様を描いていた。やがて、巨大な古い木造帆船の一部が視界に入った。わたしは「これがわたしが撮った写真に写っていた船か」と思っていた。 船の全体は見えなかったが、視界に入った部分だけでも相当な大きさだった。いくつもの太い木材がしっかりと組み合わさっており、その重厚感にはわずかに恐怖すら感じた。船体からは、これまでにいくつもの厳しい航海を経てきたであろう風格が漂っていた。 場面は変わり、わたしは木の杭の上を渡り歩きながら、引き潮の海を眺めていた。みるみるうちに水が引いていき、渚は広さを増していった。動いていく水を足に感じながら、浅瀬を歩いた。辺りには誰もおらず、とても静かだった。景色は全体的に翳りを帯びていたが、海の色は鮮やかで美しかった。 目が覚めた後、アルゴー船の名が頭に浮かんだ。イアーソーンがコルキスの黄金の羊の毛皮を求めて旅に出るために建造された巨大な船。ヘラクレスや、双子のカストールとポリュデウケー…

我即世界

わたしの経験は、わたしを通して起きた世界の経験であり、わたしの言葉は、わたしを通して表れた世界の言葉である。だから、わたしの身に起きたことは、わたしだけのものではないし、わたしが語った言葉も、わたしだけのものではない。 同じように、誰かの経験もまた、世界に起きたことであると同時にわたしの身に起きたことでもあり、誰かの言葉もまた、世界の言葉であると同時にわたしの言葉でもある。 わたしが目にするどの人も、その人であると同時にわたしでもあり、世界で起きていることは、わたしに起きていることでもある。…

最も直面したくないことを直視すれば

わたしたちが問題だと感じることは、わたしたちが最も直面したくないことを認めれば、自ずと解消される。なぜなら、物事はただ変化しているだけであり、出来事はただ起きているだけなのに、わたしたちの都合や拘りがそれを”問題”に仕立ててあげているからだ。最も恐れていること、最も受け入れがたいことの中にこそ、”問題”を解消する術がある。…

香りを作ること

以前に「シチリア」や「プラハ」をテーマにした香りを作ったことがある。その土地の匂いを再現するのではなく、街の名は記号であり、そこから想像できる色や気配やイメージを香りにした。ふと「モンサンミッシェル」や「アヴェイロ」や「バルト海」の香りも作れそうだと思った。ならば、雲や空や水の香りも作れる。 そういえば、音楽家や写真家との即興表現セッションの中で香りをつくったこともあった。その場で生み出される音に反応しながら即興で香りを調合した。あれもおもしろい体験だった。…

大きな意図

立場、役割、属性、財産、肉体、誰かや何か等、あらゆる形あるものはすべて一定にはとどまらず、必ず変化し、やがては消えていく。そんな不安定なものは、手段にはなり得るけれど、究極的な目的にはなり得ない。ここを間違えると、人は常に満たされないまま流され続ける。 大きな意図とは、相対的で不安定な獲得のことではなく、どのような内的状態に至るかということ。何にも依らず、何からも左右されることのない、不滅の状態。…

友へのメッセージ

友人に宛てて書いたメッセージ。 「すべてを失った」のではなく、すべてをリセットしてゼロから自分のための人生を作っていく、まっさらな状態から自分自身を作っていく、というあなたの意図が実現したのではないですか。 すべてが無になった、自分には何もない、と感じる時こそ、小さな自己を超える大きな意図をダウンロードして人生の軌道を変えていくチャンスだから、どういう意図を持って生きるのかを自分自身で考えて決意するのがいい。そこで誰かの意見やアドバイスに基づく選択をすると、流されたままになり、同じことを繰り返して「自分は結局何もしていない」ということになる。 まず、何をしていると楽しいのか、どうすれば自分に満足できるのか、何が本当は嫌なのか、どんな状態でいたいのかをはっきりさせる必要がある。自分の中にあるあらゆる感情、感覚を、ありのまま認めて、感じていく。そうして、自分が本当に求めていることを認めて、その状態を自分で作り出していくこと。 人は、意図したとおり/望んだとおりにしかならないので、誰のためでもなく、何のためでもなく、あなた自身が本当に望むことを意図するのがいい。手段を目的にするのでは…

いいはじまり

昨日、初めて日本のAmazonから書籍を購入してみた。香りづくりの材料や、絵具と画材道具も物色している。昨年以来、日用品以外の買い物はほとんどしていなかったので、久しぶりに少しまとまった自己投資をしている。 今日は、先日オーダーした大きな机が届いて、Vが早速組み立ててくれた。高さが自由に変えられるので、座っても立っても使える机だ。パソコン仕事に使うのはもちろんのこと、香りでも、写真でも、コラージュでも、絵でも、何でも作れる創作場所にするつもりだ。 さらに、長らく配送不可だった家具がなぜか急に配送可になっていたので、足りていなかった収納家具と椅子もオーダーした。これでようやく、段ボールに入れたままの写真集や、本や、身の回りのものを収納できる。空間が整い、使えるスペースもさらに増える。 Vが「(二人とも)専用の大きな机は来たし、椅子も届くし、家具もようやく揃って整理ができるし、12月はいい始まりだね」と言っていた。晴れた空へむかって気持ちよくテイクオフするような気分だ。…