期待に応えない、役に立とうとしない

先々週から家の中に篭り続けている。頭は写真を撮りに出かけたいというが、本心は外に出たくないというので、じっとしている。 過去に撮った写真を何度も見返し、良いなと感じる他者の写真を眺めて過ごしている。自分の中で何かしら変容が起きているのを感じるが、それが形になるのはまだ先のことだろう。 昨年以降ずっと人付き合いをしない生活を送っているので、Vとさくら、近所の人々以外には会わない状態が当たり前になっているが、そんな中でも、意識や行動が外へ向かう時と、内へ向かう時とがあり、波のように静かな変化があるのを感じる。以前ならば躁鬱として生じていたゆらぎも、今は自然のうつろいとして感じられる。 オフィスに身体を運ばなくてもよく、必要な道具さえ揃っていればどこからでも仕事ができる現在の環境は本当に快適だ。毎日定時にオフィスへ通い、他者によって定められた時間通りに働いていた過去の状況を思い返すたびに、一体どうやってあんなにも忙しい生活を続けていられたのかと不思議にすら思う。 当時のわたしの中では、ある種のプログラムが延々と稼働していたのだろう。自らの自然なうつろいや感覚を遮蔽して機械的に動いてい…

上昇するエスカレーターの夢

またたくさん夢を見た。何度目が覚めてもまだ次の夢が見たくて再び眠ることを繰り返した。目覚めた時の感覚で、もうひと眠りするのがいいかどうかがわかるようになってきた。まだ更に”あちら側”との接触がありそうな時には、頭も身体も起きようとせず、再び半覚醒状態あるいは夢に向かおうとする。 今日見た夢から持ち帰ってこれたのはいずれも上昇するエスカレーターの場面だった。ある夢では、わたしは北欧のどこかの街の駅にあるエスカレーターに乗り、周辺の景色や人々の行動を眺めながら「国や地域が違えど地上社会の中における人間の営みに根本的な違いはない」というようなことを思っていた。 別の夢では、上昇するエスカレーターに乗る女性が、身につけていた濃い青のワンピースを瞬時にさまざまな形に変え、次々と装い方を変化させる様子を見ていた。彼女の背後には彼女の知人らしい男性がいて、手摺の上で大きく風にたなびく彼女のドレスの袖を彼が軽く押さえたのが始まりだった。…

外宇宙 ー シリウス ー 金星 ー 地球

過去の夢に現れた象徴の指すところが、点と点が繋がるように見えてくるにつれ、自分が既に夢の中で繰り返しシリウス・金星バイパスを訪れていることにようやく気づいた。「気づけよ」と何度も言われていたのに、なかなか気づかなかった。自分がどこから来たかを見つけ出したいと思っているので、ひとまずそのルートを思い出したということかもしれない。…

キリストが描かれた帽子をかぶっている夢、キリストグリッド、金星グリッド

またたくさん夢を見たけれど、内容はほとんど忘れてしまった。ただ、まったく知らないはずなのに親近感を覚える人々とともにいた印象だけは残っている。懐かしいような、ほっとするような、心地よさだった。 ひとつだけはっきりと覚えているのは、ちょうど生え際に当たる部分にキリストが描かれた帽子をかぶっていた場面だ。少し離れたところにいた男性3人組のうちの1人が近づいてきて、にこにこしながらわたし頭の上のキリストに触れた。彼はその帽子が欲しいようだったが、何も言わずそのまま去って行った。 これは、プラトン立体のうち正二十面体=水の元素=キリストグリッドを指す夢だったのではないか。正二十面体は一つの面が三角形なので、夢の中の男性三人組はこの三角形だろう。プラトンは正二十面体を水の元素に当てはめた。蠍座15度という水の元素のピークにあるネイタル月とほぼ同じ位置で新月が起きた日にこの夢を見たのはおもしろい。 また、ケプラーは、太陽を中心とする6つの惑星の軌道は5つのプラトン立体に関係づけられると主張し、地球と金星の間に正二十面体をあてはめた。この正二十面体は金星グリッドとも呼べる。…