期待に応えない、役に立とうとしない
先々週から家の中に篭り続けている。頭は写真を撮りに出かけたいというが、本心は外に出たくないというので、じっとしている。 過去に撮った写真を何度も見返し、良いなと感じる他者の写真を眺めて過ごしている。自分の中で何かしら変容が起きているのを感じるが、それが形になるのはまだ先のことだろう。 昨年以降ずっと人付き合いをしない生活を送っているので、Vとさくら、近所の人々以外には会わない状態が当たり前になっているが、そんな中でも、意識や行動が外へ向かう時と、内へ向かう時とがあり、波のように静かな変化があるのを感じる。以前ならば躁鬱として生じていたゆらぎも、今は自然のうつろいとして感じられる。 オフィスに身体を運ばなくてもよく、必要な道具さえ揃っていればどこからでも仕事ができる現在の環境は本当に快適だ。毎日定時にオフィスへ通い、他者によって定められた時間通りに働いていた過去の状況を思い返すたびに、一体どうやってあんなにも忙しい生活を続けていられたのかと不思議にすら思う。 当時のわたしの中では、ある種のプログラムが延々と稼働していたのだろう。自らの自然なうつろいや感覚を遮蔽して機械的に動いてい…