Pekka Halonen - Kevättalvea, 1913
Pekka Halonen (1865-1933) Kevättalvea, 1913 この作品が目に入った瞬間、感嘆の声を漏らしてしまいそうになった。眺めていると涙がこみあげてしかたなく、身動きもできずただただじっと見入ってしまった。もちろん、何度もこの絵の前に戻ってきたのは言うまでもない。…
Pekka Halonen (1865-1933) Kevättalvea, 1913 この作品が目に入った瞬間、感嘆の声を漏らしてしまいそうになった。眺めていると涙がこみあげてしかたなく、身動きもできずただただじっと見入ってしまった。もちろん、何度もこの絵の前に戻ってきたのは言うまでもない。…
Ateneum(フィンランド国立美術館)で開催されている特別展「Colour & Light – The Legacy of Impressionism」では、フィンランドにおける色彩主義の開花期の作品が、クロード・モネ、オーギュスト・ルノワール、カミーユ・ピサロ、アルフレッド・ウィリアム・フィンチ、ポール・シニャックといった世界的に有名な画家の作品と並んで展示されていた。 しかし、私はモネやルノワールよりも、ペッカ・ハロネン(Pekka Halonen)の雪景色にすっかり魅了された。…
Ateneum(フィンランド国立美術館)では、すべての展示を2回見て周り、さらに、特に惹かれた作品の前に数回戻っては、そのたびにしばらく動けなくなっていたので、途中にカフェで休憩をはさみながら計5~6時間は滞在した。あまりにすばらしい・凄い作品ばかりで、ときおり涙がこみあげてしかたなく、何度も何度もじっと立ち尽くしてしまった。…
昨日のヘルシンキはようやく青空が広がった。気温は随分下がり、日中でも-15℃ほど。顔など空気に面している皮膚がピリピリしたが、やはりチェコでの暮らしで寒さに慣れたのか、寒さはあまり感じなかった。 アルヴァ・アアルト(Alvar Aalto)が設計したKirjataloという建物の中にあるアカデミア書店内のカフェ・アアルトで、軽く腹ごしらえをしてから、Ateneum(フィンランド国立美術館)へ出かけた。…
普段は朝食を食べないからか、あるいは食べたものが身体に合わなかったか、今朝はホテルで軽い朝食食べた後、全身が怠くて起き上がっていることすら辛くなり、午後までベッドでうつらうつらしていた。日が暮れた頃にようやく外出し、昨日と同じ広東料理店でおいしい焼売と野菜炒めを食べ、カフェに寄って帰ってきた。 今日は月曜日で他の美術館がどこもみな休館日だったこともあり、フィンランド写真美術館 K1で開催されているPentti Sammallahti写真展に行くつもりだったが、今日はSammallahti氏ご本人が会場に来られる日で、人がたくさん集まる場所には行きたくないと感じ、明日以降に時間の余裕があれば行くことにした。 ヘルシンキに到着してからというもの、ホテル周辺をぶらぶらしている以外は何もしていないし、ホテルの部屋で過ごしている時間の方が外に出ている時間よりも長いけれど、何もない、何もしない、無為な時間を過ごすことができて楽だ。…
なんでもないカフェのカウンターに座って、通り過ぎる人々や犬たちの姿をぼんやり眺めたり、日が暮れていくにつれ移りゆく光と色、ガラスに映る反映の変化を眺めたり。思えば随分長い間こうした余白のような時間を過ごしていなかったことに気づく。わたしは無為な時間を過ごしたくて、時々小さな旅に出るのかもしれない。…
12日夕方にヘルシンキ到着後は、5年前にプラハの古書店で偶然出会った方とお茶をした以外に特別なことは何もしていない。行こうと思っていた美術館のひとつは、外にあまりに長い行列ができていたのであきらめた。Akseli Gallen-Kallelaミュージアムへは、周辺の積雪量がすごそうなので今回は行かないことにした。 昨日は夕方から百貨店に出向いて肌触りのいいニット帽を購入した。今日は起き上がれなくて、昼過ぎまでベッドの中にいた。午後からぶらぶら散策をし、適当に見つけたカフェの窓際カウンターでぼんやり過ごし、着替え用のTシャツとレギンスを購入して、偶々見つけた広東料理レストランで美味しい腸粉と青梗菜炒めを食べた。…
ヘルシンキに到着。今日の気温は、チェコより少し低いかなという程度。雪が厚く積もっているからか、むしろ朝晩のチェコよりも暖かく感じられる。…