イナリに滞在する最後の夜。この日も白夜の空がとてもきれいだったので、21時頃からまたJuutua川沿いのハイキングルート(Juutuan Polku)を歩いて、Jäniskoski/Njuámmilcooskâs急流へ向かった。





途中、ふと足を止めてじっと佇んでいたら、不意に穏やかな風が吹き抜けて、目の前の白樺の木の枝を揺らした。まるで風と木に話しかけられたかのように感じて、思わず私も語りかけた。するとまたそよ風が吹き、木の枝葉が静かに揺れた。そんなやり取りを何度も繰り返した。
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Jäniskoski/Njuámmilcooskâs、22時30分
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Jäniskoski 22:30






ここにはきっとまた帰ってくる。心鎮まる不思議な場所。

夜の太陽に照らされた世界は少しあの世じみている。