「自分の中で母を殺す」とは「わたし(娘)と母という関係」から脱することだった

「あなたは、いよいよ自分の中で母親を殺さなければ、あなた自身の人生が始まらないまま終わるよ」とある人から言われて、ガツンと殴られたような衝撃を受け、長い悪夢から目覚めたかのように決心し、すべてを断ち切って日本を飛び出した時のことを思い出した。 今日は実に久しぶりに近くに住む友人に会った。そして、彼女との対話の中で、思いがけず自分と母親との関係について話す機会があり、そこで、このことを思い出したのだった。 あの時、わたしが自分の中で母親を殺して切り離すことができていなければ、今のわたしはいなかったかもしれないし、母の死をあんなにも穏やかに看取ることはできなかったかもしれない。 こうして年月を経て振り返ると、当時はまるで予想もつかなかった展開も、すべて筋書き通りだったように見えてくる。過去はいつでも今ここで作られているのだから、当然なのだろう。 「自分の中で母を殺す」とは、「わたし(娘)と母という関係」から脱することだった。自分の中で母を殺して切り離した後には、娘という立場から抜け出した「わたし」があり、母親ではなく一人の他者としての彼女自身が見えた。わたしはあの時、関係を脱して、…

わたしと母と祖母の太陽

今気づいたが、昨日は母方の祖母の6周忌でもあった。 わたしと母だけでなく、祖母もまたほぼ同じ日(翌日)に生まれたので、わたしたち三人のジオセントリック太陽はほぼ同じ度数にある。その太陽に満月直前の月が重なった(そして海王星も魚座にある)昨日、母親・母方を表すという左上顎第二大臼歯を抜歯することになった偶然はやっぱりおもしろい。 第二大臼歯抜歯と母との関係の中で体験したあらゆる過去の成仏 4月に突如クラウンが外れて以来、複数の歯科医に相談してきた左上の第二大臼歯は、再度根管治療を施しても良い予後が見込めないため抜歯するしかないという診断を受けた。現在の主治医のことは信頼しているし、これまでにも数回相談してきた上での結果なので、今日はすんなりと決心がついた。 昨年夏、母の死を看取ったすぐ後に左上の第三大臼歯を抜歯したのは、個人的にタイムリーな出来事だった。そして、今日はその隣に生えていた第二大臼歯を抜いた。左側の歯は母親との関係を表すというし、魚座で満月を迎える直前の今日、抜歯を促されてすぐ決意できたのも、その「時」だったということだろう。 わたしが歯科治療(抜歯)を受けていた頃…Ce…

飛行船、飛行物体の中の広い空間、風船のような体を持つ柔和な男性

今朝見た夢の中でわたしが暮らしていた街には飛行船の発着場があった。わたしは、大きな飛行船が着陸しては乗客を乗せて離陸していく様子を眺めていた。 別の場面あるいは別の夢では、わたしは飛行移動する乗り物に乗っていた。その飛行物体は飛行機なのか飛行船なのかはわからなかったが、中は大学の講義室かホテルのパーティー会場ほどの広さがある大きなもので、わたしの周囲には多くの人が座っていた。職場のメンバーもその中にいたような気がする。そして、乗客係のスタッフの一人がわたしのパートナーらしかった(実際にはまったく知らない人物)。背が高く、大きな身体つきをした男性で、柔和な笑顔と寛容な雰囲気をまとっていた。ルチアーノ・パヴァロッティに少し似ていた気がする。わたしは彼の働きを誇りに感じ、他の乗客の前で彼を労っていた。 丸く膨らんだ飛行船や、空を移動する飛行物体の中の大きな空間、風船のように大きな体をした柔和な笑顔の男性など、いずれも魚座満月っぽい夢だった。…

第二大臼歯抜歯と母との関係の中で体験したあらゆる過去の成仏

4月に突如クラウンが外れて以来、複数の歯科医に相談してきた左上の第二大臼歯は、再度根管治療を施しても良い予後が見込めないため抜歯するしかないという診断を受けた。現在の主治医のことは信頼しているし、これまでにも数回相談してきた上での結果なので、今日はすんなりと決心がついた。 昨年夏、母の死を看取ったすぐ後に左上の第三大臼歯を抜歯したのは、個人的にタイムリーな出来事だった。そして、今日はその隣に生えていた第二大臼歯を抜いた。左側の歯は母親との関係を表すというし、魚座で満月を迎える直前の今日、抜歯を促されてすぐ決意できたのも、その「時」だったということだろう。 わたしが歯科治療(抜歯)を受けていた頃、満月前の魚座の月は、わたしと母のジオセントリック太陽にほぼ重なっていたようだ。わたしと母は同じ日の生まれなので、太陽の位置もほどんど同じ。なんだか象徴的なタイミングだったと改めて実感する。 抜歯に取り掛かる直前、自分の歯を失うことへの一抹の寂しさを感じて涙がこぼれそうになった。今日抜歯したのは長年トラブルを繰り返してきた歯だった。躁鬱と強迫性障害、過剰飲酒、無月経、子宮頸がんの前がん病変等…

持つと流れず、放すと流れる

「持つと流れない、放すと流れる」という言葉が不意にやってきた。持つと流れが滞って響かなくなり排出も滞る。放すとよく流れて自ずと響きスムーズに排出する。「持つ」とは、物質的に何かを所有することだけでなく、立場や属性、それらの都合、「こうありたい」等のこだわりなど、小さな自我の無自覚な思いこみや思い入れ、執着のことでもある。 こうした無自覚な「思い」が最たる盲点だ。しかし「思い」を一切生じさせないでいるのは不可能なので、自分の中に「思い」があることに気づいて自覚化する必要がある。気づけば自ずと放せるし、離れる。「思い」は自分ではない。気づいて、放して、脱するという繰り返しだ。…

青い海と断崖が見えるホテル

夢の中で、わたしはホテルの高層階にある一室に宿泊していた。そこは、中に複数の部屋があるかなり広い空間だった。わたしは尿を漏らしてしまったようで、複数ある洗面台の一つで濡れた下着やタイツを洗おうとしていた。窓の向こうには青い海と断崖が見えた。やはりわたしはかなり高い場所にいるようだった。 室内にあるガラスのテーブルにはパイプが繋がっていて、海の水を汲み上げることができるようになっていた。室内はほの暗く、全体的に深い青~緑色を帯びていたが、大きなガラス窓からは外の光が明るく射し込んでいた。 青い青い海の色が強く印象に残っている。…