デネボラ

ここ数日、眠りに入る前によくデネボラのことを思っている。 デネボラは、わたしのジオセントリック木星(魚座27度:収穫の月)にパランする恒星のひとつだ。木星がカルミネートする時にデネボラは天底にあり、木星が天底に来るとデネボラがカルミネートする。木星期に入って、確かにデネボラを実感している。 木星が上昇する時にはアンタレスとアルヘナが、木星がカルミネートする時にはデネボラ、ファクト、アキュメンが、木星がセットするときにはデネブが、そして、木星が天底に来る時にはベテルギウス、デネボラ、アキュレウスがパランする。さらに、ヘリオセントリック木星はシェアトと合だ。 木星期は、世間から距離を置いて隠者的生活を楽しみながら、地図のない領域を探索し、試行錯誤の中でより独立的な人格を構築していくという感じだろうか。…

飛行機あるいは宇宙船に乗るために移動している夢

別の夢では、わたしは飛行機あるいは宇宙船に乗るために移動していた。わたしは着心地のよい長いマントのようなコートを着て、小さな白いスーツケースを持っていた。その土地はわたしにとって旅先のようで、電車の路線や乗り継ぎがあまりわからなかった。乗り込んだ電車はBrnoに向かうようだった。 飛行機あるいは宇宙船のチケットには3が複数ある出発時刻(たとえば3時31分とか)が書かれていた。時間は既に2時を過ぎており、わたしは急いでいた。しかし、わたしが乗った電車は、乗り継ぎ駅で予定とは違うホームへ向かった。隣にいた男性が「君が乗り換えるホームとは反対側で、駅の中の移動にはちょっと時間がかかるよ」と言った。…

別の星から来た男と暮らしている夢

夢の中で不思議な男と一緒に暮らしていた。細身で背が高く、金とも銀ともつかぬ髪を持ち、肌の色が青いくらいに白い人だった。彼は有能な科学者あるいは数学者らしく、わたしたちは裕福な暮らしをしている様子だった。しかし、彼は人間の一般的な寿命をはるかに超える年月を生きているようだった。 わたしは、仕立ての良いグレーのジャケットを着た彼と共に超高層ビルのエレベーターに乗り、荷物か何かを受け取るために最上階にあるコンシェルジュカウンターへ向かった。そこでのやり取りの中で、対応していた男性スタッフは、彼がいわゆる天才だと気づくと同時に、彼の異常さにも気づいたような素振りを見せた。わたしたちは再びエレベーターに乗り、25階にある自宅へ向かった。 自宅があるフロアに着くと、彼は疲れた様子でエントランスのソファに座り込み、顔に苦悩を浮かべて「もう、嫌だ」というようなことを言った。わたしは静かに彼を慰めた。彼の顔の皮膚がふっと溶けるように剥がれ、中から本物の顔が現れるのが見えた。その顔は鈍い銀色または鉛色をしていた。わたしは「ああ、やはり彼は別の星から来たんだな」と思っていた。 彼を慰めている間に、壁に…

細筆と黄色い醤油で絹布に文字を書く夢

夢の中で、わたしは黄色い醤油を細筆にとり、ぴんと張られた絹布の上に文字を書いていた。その黄色い醤油はかなり希少なもので、わたしも「ずいぶん珍しいな、貴重なものだな」と思っていた。夢の中のわたしはかなり達筆で流麗な文字を書いていたけれど、書いた文字そのものは忘れてしまった。…

友人からあんパンを買う夢

夢の中で、友人が小さなパン屋を運営していて、わたしは彼からあんパンを買おうとしていた。白木がふんだんに使われた居心地のよい空間で、太陽の光が燦燦と降り注いでいた。彼はにこにこと嬉しそうに微笑んでいて、わたしもリラックスしていて楽しかった。目が覚めた後も気分が良かった。そして、あんパンが無性に食べたくなった。…

人と会うのは好きではないが、人のことは好きという性質

「私は人と会うのが好きではありませんが、人のことが好きです」と坂口恭平氏は自著の中に書いている。 わたしも彼に似ていると思う。人は好きだが、人と会うと疲れる。だから、好きな人たちとの間にもほどよい距離を保つことによって、快適なバランスを育んでいる。適度に自閉すること、自他の境界を意識的にはっきりさせることが、人との関係においてとても重要だ。 坂口氏はそうした自身の性質を「躁鬱人」と呼んでいる。わたしも長年躁鬱を繰り返してきたので、彼と似た性質を持っている自覚がある。そしてまた彼は「人と会うと情報受け取りすぎてすぐ疲れる」とも言っている。 最近、わたしは「自分はいわゆるHighly Sensitive Person(HSP)なのではないか」と気づいた。というのも、幼少期の自分が、衣類の感触や食べ物の食感、周囲の音、におい、光の強弱、色の濃淡や組み合わせ、人々の態度や様子など、さまざまなことに敏感過ぎて、いつも一人で不快感に対処し続けていたのを不意に思い出したからだ(そして、今でも同じような傾向はある)。 たとえば、学校の制服の一部が肌に当たるのが不快で、なんとかして不快感を減らそ…