ナミビア、炎の山のアメジスト

鉱物を扱う業者のWEBサイトでタンザナイトを探しているうちに、ナミビア産アメジストが気になってきた。赤紫がかった独特の色合いと、大きな立面のあるくっきりとした形状が美しいだけでなく、レピドクロサイトが内包されたものや水入りのものなど、魅力的な石が多い。 地球上で最も古い砂漠と言われるナミブ砂漠、その北端にそびえる炎の山ブランドバーグの地中深くに、赤紫色に煌めく美しいアメジストがひっそりと眠っている情景を思い描くだけで、訳もなく胸が昂る。…

月経中はあの世がより近く感じられる

夢の中で、わたしは現在暮らしているフラットの倍ほどはあるかなり広い空間にいた。まだ引越してすぐのようで、荷解き途中のものがたくさんあった。ふかふかのブランケットにくるまって眠っていたら、そばで寝ていたさくらがいつの間にか仔猫ほどのサイズになって、わたしの脚の上に移動していた。 脚の上で丸くなって眠っているさくらがあまりにかわいくて、わたしはVを呼んだ。二面に渡って並んだ窓からは明るい光が射し込んでいて、外は天気雨が降っているようだった。窓の下の棚には観葉植物が並び、部屋の角には見たことのない扇風機が2つ置かれていた。さくらは安心してすやすや眠っていた。 昨日今日と、とにかくたくさんの夢を見た。別の夢では、わたしは一部屋が100㎡はありそうな広いフラットに帰ってきた。すると、アイランド型キッチンのガスコンロの火が点いていた。わたしは「危ないな」と思いながら火を消し、スイッチ等を確認した。どうやら、何もしなくても勝手に火が点くようだった。 移動している夢も複数見た。夢の中ではまるでワープのように長距離を一瞬で移動できる。徒歩でも、数十~数百Kmの距離をすぐに移動できてしまう。ある夢で…

ひとかけのチョコレートがもたらす力

今日ようやくFEITORIA DO CACAO [https://feitoriadocacao.com/] の『Tanzânia』を開封した。タンザニア、キロンベロバレー産のカカオとシープミルクの組み合わせ。ミルクのまろやかな甘みとともに、プラムやレーズンを思わせる果実系の芳香と、野に咲く花のような爽やかな香り、そしてほどよい酸味が口の中で絶妙なハーモニーを描く。 このところPMSが長引いていて常に眠りが浅く、疲労感が拭えずにいる。昼寝から目覚めた後、ふと「美味しいチョコレートが食べたい」と思い、エアロプレスで淹れたコーヒーとともに『Tanzânia』をゆっくり味わった。そして、一片のチョコレートが心身にもたらす効果に驚く。目覚めた後もなかなか起き上がれずにいたが、ソファーの上でブランケットにくるまったままチョコレートを味わう間に、味覚と嗅覚、触覚が呼び起こされ、さらにそれらが思いもよらぬ連想へと繋がって、イマジネーションがみるみる広がった。そして、自分の身体の中から活力が蘇ってくるのを感じた。 そこで、自分が、肉体の周期による体調のうつろいだけでなく、世界で起きているさまざま…

2016年8月22日の夢の記録

これは、2016年8月22日の記録。この夢は今でもはっきり覚えている。そして、現在わたしたちが暮らしているフラットは、この夢の中で見た空間に実によく似ている。当時わたしはまだVには出会っていなかった。 ******************************************************* 日毎の変動が大きくて、今日もまたひたすら眠い一日だった。濃密な体験の後には、いつも以上に眠りを必要とする。そうしてまたひとつ心地よい夢を見た。 光がたっぷり射しこむ広々とした静かな空間。壁も、天井も、家具も、家電製品も、すべてが白で統一された清潔な部屋。あれは旅先のアパートか、はたまた新しい住まいだろうか。そして、顔はわからないけれど、同居人がいたようだった。わたしは一人で彼または彼女の帰りを待っていた。 夢から持ち帰った感覚は現実のようにはっきりとしていて、やはり夢と現実を隔てる境界などないのだと改めて思う。予知夢と呼ぶこともできるけれど、ちょっと違う気がする。それよりももっと”近い”のだ。「今」に内在する無限のレイヤーを一瞬垣間見たような感覚。だから、それは既に…