手のひらサイズの女性が現れる夢

夢の中で、わたしは古い友人を見送るために外へ出ようとしていた。そこは豪華な平屋建ての家の玄関だった。ドアを開けると、手のひらに載りそうなほど小さな女性がちょこちょこと外へ走り出た。わたしは、彼女のためにドアをおさえ、彼女を踏みつぶさないよう気をつけながら歩いた。やがて彼女は翅を広げて空中を自在に飛び始めた。わたしは、庭に停めてあった車に乗り込もうとする古い友人に笑顔で別れを告げた。外はすっかり日が暮れていて、周囲の眺めはサンノゼ郊外の景色に似ていた。…

Room Number 2222 or 1515

夢の中で、わたしはたくさんの女性たちと共に旅をしていた。わたしたちには何か任務があるようだった。タクシーで大きなホテルに到着し、スーツケースを持ってチェックインカウンターへ向かった。1部屋に2人ずつ宿泊するようで、わたしは友人と同室することになっていた。部屋番号は2222だった。 ホテルのスタッフがわたしにルームキーを渡しながら「実は、この部屋は入口の電気が暗いんですが、よろしいですか?」と尋ねた。わたしは、それぐらいなら気にしないと答えた。すると、別のスタッフが「あれは(電気がどうしても暗いままなのには)何かあると思うんだよね…」と霊的な現象を示唆してきた。わたしは、もしも居心地が悪かったり、何か問題があったりしたら、後で部屋を変えてもらえばいいやと思い、承諾した。同室の友人に「部屋の入口の電気が暗いらしいけれど、もし後で必要だったら部屋を変えてもらえばいいし、構わないよね?」と確認すると、彼女も「うん、うん、それでいいよ」とすんなり答えた。 そして、彼女と共に部屋へ向かおうとして、手に持っていたルームキーを見たところ、なぜか部屋番号は1515になっていた。…

意図的に夢を見ている

夢を見るのはとにかく楽しい。どんな夢でもおもしろい。夢がどんどん現実を浸食して、境目が曖昧になるぐらいがいい。そうして地から足を浮かせたまま、あちらとこちらを同時に愉しむのだ。不思議も奇怪もごちゃまぜになっていく。夢と現実が同期していく。…

Luka

RukaとかRukaviceとか”ルカさん”とかを思っていた [https://www.hvezda369.cz/2020-12-28/] からか、昼寝の間に、プラハの地下鉄B線に乗ってLuka駅に着いてしまう夢を見た(RとLの違いを超えて繋がってしまったのだとしたら、やっぱりわたしの根底は日本語人だ)。 Luka駅は、以前の自宅の最寄駅のひとつ隣の駅だった。Luka駅に着いたわたしは「あ、違った、わたしは今は南ボヘミアに住んでいるんだった」と気づき、急いで逆方向の地下鉄に乗ろうとしていた。マスクを着用しなければと思い、ホーム上の白いバスタブのようなものの中で手を洗った。すると、その中には学生服を着た若い女性が水に浸かったまま横になって眠っていた。わたしは慌てて水道の蛇口を閉めた。すぐそばの柱に小さな洗い場が設置されていたので、そこで改めて手を洗った。 場面がどう切り替わったか忘れてしまったが、わたしはパートナーの以前の職場を訪ねていた。この会社は今年の夏にLuka駅の近くに移転したのだ。そこにはパートナーの元同僚であり友人でもあるLukášがいた(また"Luka"だ)。 別の夢…

「こんなところにはいられない」と踵を返す夢

夢の中で日本の古い街にいた。様々な時代の建物が混在していて、ところどころ時空が歪んだような街並みだった。わたしは知らない男性に案内されて、土塀に囲まれた広大な庭園へ連れて行かれた。そこはたくさんの観光客で溢れていて、大量の人々が塊になって走り回っていた。彼らは固まってただぐるぐる回っていて、誰も自らの意志を持っているようには見えず、一人一人の存在を識別できなかった。わたしはそれを見て「こんなところにはいられない」と踵をかえし、案内していた男性を無視して塀の外へ出た。…

Rukavice!

3~4週間ほど前に、唐突に頭の中で「Rukavice」と響き、誰かの名前か地名だったっけ?と思った。その後も「Rukavice! Rukavice!」と何度も頭の中で響くことが続き、ふと、Rukaviceはチェコ語で手袋だったと思い出した。それからは、頭の中で「Rukavice!」と響くたびに、Jiří Trnkaの映画に出てくる白い手袋をはめた手が思い浮かんだ。 今日、最近少しずつ交流が増えてきた人形作家さんの本名が「Ruka(ルカ)さん」であることを知った。そういえば、彼女は以前、Jiří Trnkaの『Ruka(The Hand)』に関するおもしろいエッセイを書いていた。…

夢日記 2020-12-27

夢の中で、わたしは研究所のような大きな建物を訪れていた。そこには天文台やプラネタリウムもあるようだった。わたしはジェラルミンケースに収められた精密機器を運んでいた。案内してくれる女性が、これからとても寒い場所へ行くというので、わたしは赤いスーツケースから極地探索で着用するような黄色いジャケットを取り出して羽織った。 次の場面では、わたしは大きな講義室のような空間にいた。前方の席には何人かの人たちが座っていた。わたしはなぜかそこで頭を洗い、裸になるのは嫌だったので身体は後で別の場所で洗おうと思っていた。隣の部屋では数人の研究者か科学者たちが何かについて静かに討論していた。 別の夢では、わたしは山の中にある喫茶店のような場所にいた。季節は夏で、窓の外の空は青く晴れ渡っているのに、土砂降りの雨が降っていた。みるみるうちに地面の一部が川のようになり、子ども用の靴やサンダルがいくつも流れてきた。わたしは4人の知らない人たちとともに食事をするところだった。運ばれてきた皿には、肉まんか、あるいは中に具材が入ったクネドリーキのような白くて丸いものが2つ載っていて、その横にはピラフのようなものが添え…