ゴシック建築の前の幽霊

夜明け前に見た夢の中で、わたしはパートナー(と思われる男性)とともに夜の森を歩いていた。前方左側に古い教会か貴族の墓(Schwarzenberská hrobkaに似ていた)のような石造りのゴシック建築があり、その前を白い人影がゆらりと動いた。男性が「幽霊だ!」と叫び、わたしも叫ぼうとしたが声が出なかった。 ここしばらく北斗七星のことが気になっていて、昨夜ベッドに入る前にはフェクダの名を思い浮かべていた。フェクダは北斗七星の魁(箱)の左下に位置している。夢の中の視界の左下でゆらゆら動いていた形の定まらない白い人影のようなものは、フェクダだったのかもしれない。…

ギャングの巣窟、UFOを呼び寄せる、赤茶色の大地、キツネではなくオオカミになる必要がある

今朝方見た夢の中でわたしは、地下に作られた大きなヤクザかギャングの巣窟を訪ねていた。点在するソファーや椅子にいろんな人が座っていて、その真ん中で、新しくメンバーになった人たちが自己紹介をしていた。わたしはメンバーではなかったが、見学者のような立場でその空間をうろうろしていた。 場面が変わり、わたしは複数の人たちとともにUFOを呼んでいた。すぐに巨大なUFOがやってきた。そして、銀色の船腹から6~7つの金色の椅子が丸く繋がった状態で下りてきた。全員が座ったところ、椅子は上昇しはじめたが、わたしの椅子だけが逆さにひっくり返って、ゆっくり地面に降ろされてしまった。 次の場面でわたしがいたのは広大な赤茶色の大地で、ふかふかした大きな布団のようなものが点在していた。わたしは「見つかったら即座に追いつかれて殺される」と思い、姿勢を低く保って全力で走った。キツネではなくオオカミになる必要があった。布団のようなものがうまく隠れる影を作ってくれた。 一度目覚めた後、別の夢を見た。古いコンサートホールのような場所でマドモアゼル愛氏が講演をしていて、客席はたくさんの観客で埋まっていた。わたしは楽屋に用…

「Come Together」のリズムにあわせて口が13回縫われる

今朝方見た夢は確かいわゆる悪夢的な展開だったと思うけれど、わたし自身は怖くも気持ち悪くもなくて、目覚めはいつも通りすっきりしていた。The Beatlesの「Come Together」のリズムに合わせて、緑色の肌をもつ誰かの口が太い針金のようなもので13回クロスステッチに縫われたシーンが記憶に残っている。その後に続く場面で、わたしは「ああ、そういうことね」とまるで夢の内容を客観的に眺めるかのように納得していたのを覚えている。昨夜眠りにつく前には、くじら座のメンカルのことを思っていた。…

感覚の記憶

空を眺めていたら猛烈に眠くなり、横になったら幾つもの感覚が溢れるように蘇った。幼少期に味わった春の陽射し、旅先で味わった海風、どれも一人で味わったもの。あたたかく、まぶしくて、ここちよい感覚の記憶。そういう感覚の束が超高速のスライド映像のように一気に蘇り、静かに溶けていった。 写真も、絵も、文章も、音楽も、何かを創造するのは、そうした「わたし」の中にある説明しえない感覚の記憶を形にする行為なのだろう。「わたし」が一人で味わった、わたしだけの感覚が、形として再現=創造される。そういう創造物はおもしろいし、そういうものだけに触れていたい。 不意に蘇る感覚の記憶はいつも一人で味わったものばかりだ。そこには他者の存在はない。たとえ誰かと共にいた間の記憶であっても、わたしの感覚はわたしだけのものなのだから当たり前のことではある。こういう体験をするたびに、わたしとは、社会の中の相対的自己ではないと実感する。 また、わたしとは感覚でもない。ましてや、わたしは感情でも思考でもない。わたしとは、あらゆる感覚がやってきては流れていく空間であり、わたしはすべてを含んでいる。…