短歌 2020/05/28

ひかり かぜ みず ねつ かたく やわらかく あつまる ちらばる ゆらぐ まぼろし…

アーティストの部屋に滞在している夢

夢の中で知らない人の部屋に滞在していた。知らない人だったけれど、夢の中では知り合いか友人のようだった。彼はどうやら画家もしくはアーティストのようで、大きなキャンバスの上にポップでカラフルな絵が描かれた作成中の作品を見せてもらった。背景の明るいクリームイエローが印象に残っている。 部屋の中は雑然としていて、床にはたくさんのものが散らばっていたが、居心地は良かった。彼は「くつろぐ時にはベッドかソファーの上に行けばいい」と言っていて、わたしもそうかと納得した。ベージュ色のカーテン越しに明るい陽射しが射しこんでいたのを覚えている。 その部屋にはバスルームが二つあった。一つは大きなバスタブの有る少し広めのバスルームで、もう一つにはコンパクトなバスタブと洗面台が備え付けられていた。わたしは彼になぜ二つもバスルームがあるのか尋ねてみたけれど、どんな答えが返ってきたかは覚えていない。…

新月に新しい歯で

昨年から治療を受けてきた左上顎第一大臼歯にいよいよファイバーコアが入った。そして、図らずも新月の日に、初めてセラミックのクラウンを装着することになった。なんだかいいタイミングだと感じている。 この歯は以前に日本でも根管治療を受けたことがあったが、チェコの歯科で診察を受けた際に根の部分に炎症が見つかり、顕微鏡を使った精密根管治療を受けることに決めた。同じ歯科医からは既に他の歯の治療も受けており、信頼できると感じているので、今回も安心して任せることができた。 一説によれば第一大臼歯は自分自身を象徴するという。自我を土台からメンテナンスし、よりよい材料で作り直して、新たに出発する気分だ。…

これはこれで

わたしがあれらのわたしであったからこそ出会ったのだろう人々や場所や体験を振り返るとこれはこれでよかったのだと思う。 背後へと電車は進むゆらゆらといつかの記憶をたどるまどろみ…

幼なじみと旅をしている夢

夢の中で幼なじみと一緒に旅をしていた。わたしたちは集団で旅をしているようだったが、途中で彼女が風邪をひいたかウイルスに感染したかで発熱したため、集団から抜けることになった。わたしも彼女と一緒に抜けることにして、どの交通手段を使ってどのルートで彼女を連れて帰るかを考えていた。 荷物をまとめたわたしは、見たことのないワイドパンツを身につけ、珍しくハイヒールの靴を履いていた。外は夜で雨が降っていた。外では送迎の車が待っていて、背の高いドアマンが待機していた。 車の中でわたしは「古い知人の男性があの辺りに住んでいたから電話をすれば迎えに来て送ってくれるかもしれないけれど、やめておこう」と思い、そのことを幼なじみに話していた。わたしはひとまず電車に乗って彼女の家がある方へ向かうことにし、さらに彼女の家族に途中まで来てもらうことにした。 別の夢だったかもしれないが、陸地の形や縮尺が通常とは異なる世界地図を見ながら、わたしが現在暮らしているチェコはここだと、誰だったかはわからない女性に説明をしている場面もあった。…