Rukavice!

3~4週間ほど前に、唐突に頭の中で「Rukavice」と響き、誰かの名前か地名だったっけ?と思った。その後も「Rukavice! Rukavice!」と何度も頭の中で響くことが続き、ふと、Rukaviceはチェコ語で手袋だったと思い出した。それからは、頭の中で「Rukavice!」と響くたびに、Jiří Trnkaの映画に出てくる白い手袋をはめた手が思い浮かんだ。 今日、最近少しずつ交流が増えてきた人形作家さんの本名が「Ruka(ルカ)さん」であることを知った。そういえば、彼女は以前、Jiří Trnkaの『Ruka(The Hand)』に関するおもしろいエッセイを書いていた。…

夢日記 2020-12-27

夢の中で、わたしは研究所のような大きな建物を訪れていた。そこには天文台やプラネタリウムもあるようだった。わたしはジェラルミンケースに収められた精密機器を運んでいた。案内してくれる女性が、これからとても寒い場所へ行くというので、わたしは赤いスーツケースから極地探索で着用するような黄色いジャケットを取り出して羽織った。 次の場面では、わたしは大きな講義室のような空間にいた。前方の席には何人かの人たちが座っていた。わたしはなぜかそこで頭を洗い、裸になるのは嫌だったので身体は後で別の場所で洗おうと思っていた。隣の部屋では数人の研究者か科学者たちが何かについて静かに討論していた。 別の夢では、わたしは山の中にある喫茶店のような場所にいた。季節は夏で、窓の外の空は青く晴れ渡っているのに、土砂降りの雨が降っていた。みるみるうちに地面の一部が川のようになり、子ども用の靴やサンダルがいくつも流れてきた。わたしは4人の知らない人たちとともに食事をするところだった。運ばれてきた皿には、肉まんか、あるいは中に具材が入ったクネドリーキのような白くて丸いものが2つ載っていて、その横にはピラフのようなものが添え…

Lití olova、鉛の幽霊船、カノープス

溶かした鉛を水に流し込んで固まったその形から運勢を占う「Lití olova」を初めて体験した。熱されて液体化した鉛は、水に落とすとジュっという音とともに一瞬で固まった。水の中から掬いあげた塊を目にしてすぐ浮かんだのは、ミステリアスな船のイメージと難破船という言葉だった。共にいた中の一人からは「幽霊船フライング・ダッチマンみたいだ」と言われた。別の人は「龍のようだ」と言った。きっと船であり龍でもあるのだろう。自宅に帰った後も何度も手に取り、フライング・ダッチマンについて調べながら、カノープスを思った。そして、ギリシャ神話に登場するアルゴー船のイメージを描いた。 母を看取り、膨大な量の死後事務と遺品整理に取り組んだ日々は、物質界という牢獄に閉じ込められたかのようだった。日本滞在中はずっと睡眠不足で夢を殆ど見られなかった。二度目の日本行きの前には身体が拒絶反応を示すほどストレスを感じていた。しかし今日はっきりとその時間が過ぎたのを実感した。唐突に招かれた先で、火で熱した鉛を水に落とし、できあがった幽霊船を手に取りながら、カノープスを呼んだ。そうして、夢が現実を浸食するあの感覚が戻ってきた…

存在すら幻想だったかのように感じられる

母が死んでからもうすぐ5ヶ月が経つ。その間に「そういえば彼女はもうこの世界にはいないのだ」と不意に気づくことが数回あったが、最近では、わたしが見ていた彼女はすべて幻想だったような感覚がある。彼女の存在も、彼女との関係も、すべてが今とは別の過去世のようで、彼女の写真を見ても不思議な感じはするけれど、感情は動かない。 今月初旬に再度日本に滞在し、「ここまでは終わらせる」と決めていた死後整理を完結させた後、わたしが実感したのは大きな解放感だった。「無自覚に背負っていた重荷が解消したみたいだ、家族とはわたしにとってある種の呪いだった」とパートナーに話したら「理解する人も多いと思うよ」と言っていた。 彼の母親もまた、わたしの母親と同じように、自己犠牲的で共依存的な関係を繰り返してきた人のようだった。以前、わたしは彼に「わたしの母は物理的な死をもってようやく自らの『おはなし』から逃げ出せたのだと思う」と話したことがある。すると彼は、2年前に死んだ自分の母親に対して同じように感じると言った。 5月から6月にかけて、わたしの夢にはよく母方の祖母が現れた。それよりも前から母は時々わたしの夢に現れた…

水瓶座1度とレバノンの夢、タボル山、ヨルダン川

今日は木星が水瓶座に移動した。水瓶座1度で木星と土星がコンジャンクション。この夢は水瓶座1度「古いレンガ造りの伝道所」のイメージに近い。 レバノンの夢 今朝方見た夢の中でわたしはレバノンにいた。そこが本当にレバノンだったのかはわからないが、夢の中ではそういうことになっていた。わたしは、眺めのいい小高い丘の上にある石造りの建物の中にいた。日本やチェコでは見たことのない植物が生えていて、その向こうにはローマ遺跡らしきものが見えていた。わたしの宿泊場所だという部屋は、柱だけで支えられた壁のない吹きさらしの空間だった。すぐそばには宗教の勉強や修行をする場所だという高い塔が建っていて、老賢者のような風貌の男性たちが階段を昇っていくのが見えた。目隠しとして設えられた臙脂色の布が風に揺れていた。その後わたしは、石壁に囲まれた中庭のようなところで軍事練習らし… Cesta ke hvězdámR. Rorýs [https://www.hvezda369.cz/2020-12-19/] アストロマップを確認したところ、ドラゴンヘッドICラインがレバノンのほぼ真上を通っていた。現在わたしが住んでいるT…

レバノンの夢

今朝方見た夢の中でわたしはレバノンにいた。そこが本当にレバノンだったのかはわからないが、夢の中ではそういうことになっていた。わたしは、眺めのいい小高い丘の上にある石造りの建物の中にいた。日本やチェコでは見たことのない植物が生えていて、その向こうにはローマ遺跡らしきものが見えていた。わたしの宿泊場所だという部屋は、柱だけで支えられた壁のない吹きさらしの空間だった。すぐそばには宗教の勉強や修行をする場所だという高い塔が建っていて、老賢者のような風貌の男性たちが階段を昇っていくのが見えた。目隠しとして設えられた臙脂色の布が風に揺れていた。その後わたしは、石壁に囲まれた中庭のようなところで軍事練習らしきものを見学した。兵役中だという数人の男性たちが標的に向かって射撃練習をしていた。そこに、鮮やかな化粧をほどこした美しい女性が二人現れた。ガイドだという彼女たちは日本語を話していたが、どこの出身なのかはわからなかった。…