たくさんのライオンがいた夢とパイミオのサナトリウム
今朝方見た夢。 広々とした乾いた平原で、人々に混じって何頭ものライオンがうろうろしている。中には恐怖感からか走り出してしまい、結果的にライオンに追われて襲われている人もいる。背を向けて逃げるとライオンは追いかけてくるので、わたしとVは、彼らとは目を合わさず、速度は変えずに静かに方向転換をしながら早足で歩いた。 やがてわたしたちは大きな建物の外廊下を歩いていた。壁も柱もミントグリーン色の、フィンランドにありそうな機能主義建築を思わせる建物だった。ライオンたちは建物内にも入りこんでくるので、わたしはVを誘導しながら、廊下の壁を登り、隙間を飛び越え、螺旋階段を垂直に飛び降りた。わたしたちの動きはとてもスムースだった。 気づくとわたしたちは車に乗って移動していた。車といっても、タイヤで走行しているような振動はなく、地面から少し浮き上がって空中を高速で進んでいるようだった。わたしたちは何処かへ向かっていたはずだが、ここから先は記憶が途切れている。 夢の中で歩いていた建物を思い出していたら、色や形状は異なるが、パイミオのサナトリウムが頭に浮かんだ。わたしは建築にはあまり興味はなく、アル…