鳥の雛と赤ちゃんパンダの夢

夢の中で、祖父母とともに暮らしていた建て替えられる前の古い実家にいた。居間にアヒルか鴨の親鳥と雛がいた。手を近づけると、雛はよちよちと掌の上に載ってきた。わたしはふわふわとした柔らかい雛を慎重に両手で包んで、台所にいた祖母に見せようとした。祖母の姿は見えなかったが、彼女は流し台のあたりで作業をしていた。 居間に戻るとさらに雛が二羽増えていた。そのうち一羽はきれいな水色だった。わたしは嬉しくなって、雛たちをそっと優しく撫でた。雛たちはまったく警戒せず、心地良さそうにしていた。ふと気づくと、親鳥の姿が消えていた。 そして、中庭に面した掃き出し窓が開いていて、そこから猫が侵入していた。わたしは、雛が猫に襲われるのを防ぐため、三羽の雛を片手で抱えたまま、もう一方の手で猫の首のあたりをそっと掴んで外へ出した。居間に戻ってみると、他にも数匹の猫が居間に入り込んでいるのが見えたので、同じように一匹ずつ外へ出した。 場面が切り替わり、わたしは屋外にいた。そこには高いフェンスで囲まれた広々とした庭があり、その中では数匹のパンダの赤ちゃんがころころと遊びまわっていた。わたしが三羽の雛を抱えたままフェ…

夢の中では

夢の中で松村潔氏のオンライン講座に参加していた。やっぱり眠っている間に少し先の現実を先取りしている感じがする。 子どもの頃には夢で見たことが現実になることはよくあった。現実に遭遇してから「あ、この場面、夢で見た」と気づくことが多かったかもしれない。転校生が来るとか、〇〇さんから電話がかかってくるとか、クラスメイトが跳び箱の実技を披露するとか、他愛のないことが殆どだったように思うが、夢と現実の境目はかなり曖昧だった。 多分、今でもそう変わりはなくて、わたしはごく日常的に“未来”に起きることを夢で見ている。肉体=時間から解放されている夢の中では過去も未来もない。…

Leica Ⅲb

新しくカメラを購入した。 Leica Ⅲb、初めて手にするレンジファインダーカメラだ。 まだ使い方もよくわかっていないというのに、今朝方見た夢の中でわたしは既にこのカメラで写真を撮っていたようだ。詳細は覚えていないが、ストラップをつけて首から提げて、既に手慣れた感じで気楽に撮っていた感触が残っている。近い未来の現実を夢の中で先取りしたのかもしれない。夢の中では未来も過去もない。ある種の睡眠学習と言えるのかも。…

扉がたくさん並んだ廊下、いくつもの洗濯機、クローゼットの中に隠された引き出し

12時間以上眠ってまたたくさんの夢を見ていた。最後に見た夢の中でわたしはあちこちにドアがある家に住んでいた。どのドアがどの部屋に繋がっているのかわからないので、ひとつひとつのドアを開けて確認しながら歩いた。一番奥のドアの向こうにはかなり広い部屋があり、洗濯機や洗面台が並んでいた。 他の部屋にもいくつか洗濯機が置いてあったのを覚えている。ある部屋では「この洗濯機はあちらへ移動させた方がいいのではないか」などというようなことも思っていた。 わたしははじめ、そう広くはない部屋で眠っていた。そこにはわたし以外にも3人の人の男性たちがいて、彼らはどうやら泊まりに来た客のようだった。靴箱には3人分の靴が半ば無理やり押し込まれたようにしまってあった。 わたしは着替えようと思いクローゼットの扉を開けた。すると、クローゼット中にもそれまでまったく気づかなかった(あくまでも夢の中の設定として)隠し扉のような引き出しがあり、開くと中からは古い書類が出てきた。…

能登、パーシヴァル・ローウェル、旅への誘い

富山市に、チェコ人男性とスロバキア人男性が立ち上げたKOBO Brewery [https://www.kobobrewery.jp/] という醸造所があることを知った。WEBサイトを見てみたところ、なかなかユニークなビールを作っているだけでなく、醸造所自体も有形文化財に指定されている日本家屋を改造した魅力的な空間のようだ。 次に日本に滞在する時には、友人に会うために金沢を訪ねようと思っているが、さらに富山を訪れるのもおもしろそうだ。Googleマップで能登半島を見ているうちに、あの辺りにますます興味がわいてきた。 能登半島というと思い出すのがパーシヴァル・ローウェルの名前だ。冥王星の存在を予測した天文学者として知られる彼は、日本研究者でもあった。彼が書いた日本に関する著書の中に『NOTO ― 能登・人に知られぬ日本の辺境』という一冊がある。 わたしがパーシヴァル・ローウェルの能登旅行と旅行記について知ったきっかけは、田口ランディ氏の著書『マアジナル』と『アルカナシカ ― 人はなぜ見えないものを見るのか』だった。いずれも、著者が羽咋市の僧侶から石川県ではUFOの目撃例が多いと聞い…

天秤座27度の夢

夢の中で誰だったかはわからないが女性と話をしていた。わたしはホロスコープについて話しており、何かの天体(おそらく月だった)が二次関数のグラフのような曲線を描いて同じポイントを何度も通過するので、そのポイントが重要なのだろうと言っていた。そのポイントは、天秤座27度だった。天秤座27度のサビアンシンボルは「頭上を飛んでいる飛行機」。…