6人の女性たちと自らの過去を語り合った夜
昨日は、ある映像作家の実験的アートプロジェクトの一環として、チェコで暮らす「母国を離れた6人の女性たち」と集まった。各々の人生と、ここに辿り着いた物語を語り合うというセッション。私以外はみな欧州(西欧・東欧)出身で、私は最年長だった。自分の過去についてはこれまで何度も書いてきたけれど、複数人の前で、しかも英語で語るのは初めての経験だった。 テーマは「いかにしてこの国へ来たか」だったが、それを語るにはみな、幼少期や家族についても触れる必要があった。私の人生は紆余曲折の連続で、とてもすべては語れないので、端的に「私は虐待サバイバーでした」と切り出した。そして、幼少期から若年期にかけての生き難さと、30代で虐待サバイバーだと気づいてからの長い自己回復の道程を語った。 やがて、自分の生活と人生のすべてが自己欺瞞だと気づき、何もかもを捨てて、野垂れ死にを覚悟した。そこからの急展開、思いもよらない流れに運ばれてチェコに漂着した数奇な運命には、周囲から驚きの声が上がった。そこから本格的に自己の再構築が始まり、「自分自身へ還る」プロセスが始まった。自己を回復し、ようやく母との間に独立した個人同士の…